10月18日の日記

 他の実験の準備の日。一日文献を調べたり、前準備をしたり。




 加賀恭一郎について。


 加賀恭一郎、というのは架空の刑事で、東野圭吾氏の小説に出てくるシリーズキャラクターの一人。
 この人のキャラクターは意外に少なく、名探偵天下一大五郎、浪速少年探偵団に出てくるしのぶ先生、ガリレオ先生こと湯川学教授を入れて4人しかいない。

 最も人気のありそうな(若かったり、切れ者だったり、スポーツマンだったりで女性に人気がありそうな)加賀刑事、かなり初期の作品から出ていて、キャラクターもかなり固定している。

 曰く、
・大学生(22歳くらい?)から登場して、最も多いのは30歳くらい。
・スポーツマンで、剣道では全国大会で優勝している。
切れ者でかつ人情派。容疑者への気配りを欠かさない。
・緻密な聞き込みや捜査、大胆かつ独自の推理に対して綿密な裏付けを取る姿勢は追随を許さない。
・茶道やバレエの知識がある。


 今回、赤い指で出てきたのは、警視庁捜査一課を出て練馬署に勤務する35歳(くらい)の加賀の姿。大学時代から確執のある親との接し方も出てきたりする。

 で。
 まだ独身、という記述が。



 彼の出てくる作品は、「卒業」「眠りの森」「どちらかが彼女を殺した」「悪意」「私が彼を殺した」「嘘をもう一つだけ」「赤い指」と7本ある。

 このうち、警視庁捜査一課時代(30歳前?)に遭遇した事件「眠りの森」で、浅岡未緒というダンサーと恋に落ちていたりするはずなのだが、以降結婚したという話は全く出てこない。

「バレエに関心がある」とかいう表現がどこかに出てきたはずだが、その後この話はどうなったのだろう。


1. 付き合ったが、結局分かれた。
2. 浅岡未緒は刑に服しており、加賀は出所するのを待ち続けている。
3. 個人的な思いはともかく、事件担当刑事と加害者との個人的な付き合いは許されなかった。加賀は刑事を取るか未緒を取るか、現実には刑事を続けていることから、未緒のことは諦めざるを得なかった。
4. 未緒は障害のある身だったり、刑事である加賀の立場を考え、自ら離れる方針を選んだ。
5. 未緒は、実は加賀のことが好きではなかった(笑)。


 出来れば、次くらいに明らかにして欲しい・・・ような。
 さて、彼(彼女)が次に登場するのはいつなのでしょうか。